作家について(プロフィール)
HASHI〈橋村奉臣〉
1945年大阪府茨木市生まれ。1968年渡米、1974年ニューヨークにHASHI STUDIO INC.を設立。アメリカをはじめとする広告代理店200社以上を通じ、世界の優良企業500社以上に作品を提供してきた。
同時に、ファイン・アートの分野でも独自の視点でオリジナリティーの高い作品を次々と制作。1985年にはニューヨークの国連で、国連大学記念切手発行限定アートとして、「Rainbow in Space - 宇宙に架かる虹」が選ばれた。「Rainbow in Space」 は、後にタイトルが世界7ヶ国語に翻訳され、各国語のポスターが制作された。なお同限定アートには、過去において、HASHIの他に、ダリ、ミロ、キース・ヘリング、アンディー・ウォーホルなど美術史に残るアーティストも参画している。その他のHASHIの代表的な作品としては、『エスクァイア』誌50周年記念ポスター「喜び -Cheers-」、「フォー・ストーン-Four Stones-」、「バッファローの夢 –Buffalo Dream-」、『ネイティブ・アメリカン』シリーズ、HASHIGRAPHY世界の『未来の原風景』シリーズ、Action Still Life 『一瞬の永遠』シリーズなど。2008年には東京にも拠点を置き、日本でのプロジェクトもスタート。
HASHIの代表的な作品シリーズ
Action Still Life(アクション・スティル・ライフ)
Still Life(静物)が肉眼では確認出来ないほどの一瞬に見せる躍動的な姿を、十万分の一秒とも百万分の一秒とも言われる超高速の光で捉えた作品。「46億年の地球の歴史から見れば、ひとつの人生はAction Still Lifeを撮影する際の超高速ストロボ程の瞬間の出来事。時は相対的なもので、どんなに極小に切り取っても、それぞれの瞬間の中には、数えきれないドラマや出来事が濃縮されて溶け込んでいる。」とHASHIは話す。この作品群には、『一瞬の永遠性』に馳せたHASHIの思いが込められています。
HASHIGRAPHY(ハシグラフィー)
写真と絵画の手法を融合させた、HASHIオリジナルの表現方法。撮影後、独自の方法で、意図的に「年月を越えたような風合い」を醸し出しています。全てのHASHIGRAPHYに一貫しているのは、「今から千年後に発見された、21世紀の光景」という、時間を超越したコンセプト。HASHIが「現代に生きる人には、“もし自分が千年後に存在していたら”と空想しながら鑑賞してほしい」と話すこの作品群は、不思議で雄大な時間軸の存在を再認識するきっかけを与えると同時に、鑑賞者の心に懐かしさと未知の世界を見るような幻想的な想いを抱かせます。
●個展
2009年 『ローマ 未来の原風景 by HASHI』展 国立西洋美術館
2006年 『一瞬の永遠』&『未来の原風景』展 東京都写真美術館
1989年 『NEW YORK STILL LIFE ART』展 西武有楽町アートフォーラム
1985年 『STILL COME ALIVE ニューヨークアーティスト』展 ミキモト・ギャラリー
1985年 『Rainbow in Space-宇宙に架かる虹』展 国連 ニューヨーク
●グループ展
1998年 『写真と関連ビジュアル・アートの国際展覧会』展 高雄市立美術館 台湾
1997年 『写真と関連ビジュアル・アートの国際展覧会』展 台北チャン・カイーシェク記念ホール 台湾
1989年 『ニューヨーク5』ニューヨーク・アート・ディレクターズ・クラブ
●出版
HASHIGRAPHY - ROME: Future Déjà Vu - 『ローマ 未来の原風景』(2009年)
STILL LIFE - a moment's eternity -『一瞬の永遠』(2006年)
HASHIGRAPHY - Future Déjà Vu - 『未来の原風景』(2006年)
『十万分の一秒の永遠』HASHIの仕事をめぐって 立松和平 著/写真:HASHI【橋村奉臣】(2006年)
『スティル・ライフ』(1989年)
『オン・ビルマ』(1989年)
『アメリカン・インディアン』(1989年)
